ハードディスクのデータ
また、業務で使っているデータ管理はしっかりとしていますか?私の知人は税務署に見られたくない削除済みデータを、『データ復旧』して、見られてしまいました。
重要なデータは全部 ゴミ箱に入れてちゃんと消した。たいしたデータは入っていないよ。どうせゴミに出しちゃうから関係ないよ。
なんて思っていると思わぬしっぺ返しがやってきたりします。
■ゴミ箱に入れて削除したファイル。
これ、実はゴミ箱を空にする を実行したとしても データはハードディスクから無くなるわけではないんです。
ちょっとややこしいんですが、パソコンのデータの保管をノートに例えてみましょう。
ここでのノートはパソコンのハードディスクという部分に当てはまります。
パソコンはデータを保存するとき まずノートにデータを書き込みます。
ただ、そのままノートを取っても今後ノートに書かれた内容を見るときに探すのが大変になってしまいます。
その為の工夫として パソコンはノートに書き込む際に一緒に目次を作ります。
パソコンはデータを探すときは この目次を使うことによって 素早くデータを探します。
実は ゴミ箱とはこの目次を消すことによってデータを検索できない状態にする機能なのです。
そしてゴミ箱により目次を消されたデータは ノートにデータを書ききれなくなったときに、
消しゴムを使って書かれている内容を消して 新しいデータを書き込む仕組みになっています。
その為 目次を消してもノートに書いてある内容はまったく消されていません。
目次が無くても 専用のソフトを使えばノートをパラパラめくり 書いてある内容を読むことも可能です。
こう聞くと ちょっと矛盾してますよね 消しゴムでデータ消えれば問題ないんじゃないか?
と思うかもしれませんが、 これには難点が2つほどあります。
①消しゴムは ノートのページ数が足りなくなったときに始めて使われるので いつ使われるのか予測できない。
②消しゴムで消しても 完全にデータは消えない。
たとえばノートに書いた内容を消しゴムで消しても 薄く鉛筆で書いた跡が残っていますよね。
パソコンの知識がある人間は この薄く残った跡を復元するテクニックがあるので これではデータを消しているとは言えません。
じゃあどうやって消すのか というといくつか方法があるのですが、まず簡単なのが、意味の無いデータの上書きです。
これは 専用のソフトを使い ノートに書かれている内容の上にさらにデータを書き込んで 以前のデータを塗りつぶす。
といった データの削除方法です。
データを消す。と言うよりは データの書かれているノートのページの上から さらに意味の無い文字などを書き込んで なんて書いてあるのか分からなくするといった感じです。
パソコンのデータの記録の法則としては
①データを作るときに一緒に目次を作る。
②パソコンは目次からデータを探す。
③目次の無いデータは新しいデータの上書きの対象になる。
④データの上書きはパソコンの判断で決めるので いつ上書きされるかわからない。
という仕組みになっているので このような専用ソフトを使わないと安全とは言えません。
また、もうひとつの防衛策としてはハードディスクの物理的破壊です。
ハードディスクは磁気を使って情報を記録しているので ハードディスクに対して 強い磁気を当てて、
ハードディスクに記録されている磁気を吹き飛ばす。といった方法になります。
データ抹消の専門業者などが使う方法なのですが、
①パソコンを分解
②専用機器を使用
と、手間とコストがかかるので 手軽とは言えません。
ただ、事業主の方で定期的にパソコンを入れ替えるような場合は 機器の購入も検討の価値はあります。
パソコンはほとんどの人がインターネットを使用するために使っています。
そしてインターネットを使ったことのある人で ネットショッピングやオークションを利用したことのある人は多いんじゃないかと思います。
それ以外にも ネットバンキングのパスワードや 家族で取ったデジカメの写真、インターネット上で入力した住所の履歴などパソコンには個人情報が満載です。
こういったデータをゴミ箱で消したつもりでもちょっと知識を持った人間だと簡単にデータを復元できてしまいます。
あなたの知らない間に第三者にクレジットカードを悪用されたり、自分の写真や住所が不正に出回っているかもしれません。
中にはそういった消し忘れのデータ目当てでパソコンを回収している悪徳業者もあるくらいです。
個人はもちろん 事業者のパソコンの顧客情報が漏れてしまうのは 大変な問題です。
安心してパソコンを処分する為には しっかりとしたデータの処分が必須といえるでしょう。
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