2010年1月
データ完全消去
ハードディスクのデータを完全に消去する方法として、データを自動で上書きするツールがあります。
これは『ファイル自体を完全消去』する方法と『ハードディスク全体にデータを上書き』する方法などがあります。
『ファイル自体を完全消去』はファイルをゴミ箱に入れる代わりに、専用のソフトにドラッグアンドドロップして、削除を行うことで、そのファイルにランダムに数字などを上書きして削除します。データを何度も上書きするので、元のファイルは復元がほぼ不可能になります。
また、『ハードディスク全体にデータを上書き』はハードディスクの開いている部分にデータを上書きしてゆきますので、過去に削除したデータも完全に削除されます。ただし、こちらの方法は時間もかかりますし、やりすぎるとハードディスクにダメージもあるようなので注意してください。
パソコンを捨てたり、中古販売する場合は、データファイルを全て削除した後に『ハードディスク全体にデータを上書き』を行うか、リカバリー等で初期状態に戻した後に、『ハードディスク全体にデータを上書き』を行ってください。
そのため、日々のデータ管理はここにファイルをこまめに完全削除し、中古販売や、リカバリをする場合などは、ハードディスク自体にデータの上書きをすればよいでしょう。
なお、次章では具体的なソフトのご紹介を行います。
データ完全削除ツール・フリーソフト
前項でご紹介したデータ削除ツールですが、有料のものも1万円程度で販売されていますが、完全に無料のツール、フリーソフトもあります。私は無料のソフトを利用していますが、特に問題はありませんし、有料のものと比べても何ら問題はありません。
データ復元テストも行いましたが、復元はできませんでした。
私がご紹介するツールは、『File Shredder』(ファイルシュレッダー)というフリーソフトウェアです。
こちらのソフトは無料でかつ非常に使いやすいので、ぜひともお勧めいたします。
削除方法はグートマン方式のほかに、アメリカ国防総省が推奨する方法なども採用でき非常に信用度、完成度の高いソフトウェアと言うことがいえます。
紙資料を破棄する場合はシュレッダーにかけるのに、PCデータを削除する場合はシュレッダーにかけないと言うのではあまりにも時代遅れです。必ず削除することをお勧めいたします。
File Shredderのインストール方法
入手方法は【窓の森】からのリンクが信用できますので、そちらも掲載しておきます。
窓の森のファイルシュレッダー解説ページ
ソフト制作者ダウンロードページ
それでは、上記どちらかのリンクより、ダウンロードページへ進んでください。

デスクトップなどにダウンロードしてください。するとこのようなアイコンができていますので、ダブルクリックでインストールを進めてください。デスクトップなどにショートカットなどを作っておくと便利です。

ファイルシュレッダーの初期設定

すると、このような画面が出てきますので、赤枠①の『Shredder Setting』をクリックして下さい。
その後、ウィドウが出ますので、赤枠②のタブをクリックして、消去方法を選んでください。『Guttman algorithm 35 Pass』が一番強力ですが、消去に時間がかかると言うデメリットがありますので、7passなどでもよいでしょう。
その他の基本設定は操作する必要は無いでしょう。
なお、こちらの設定はその都度ファイル消去をする際の設定です。
毎日のファイル消去
いつもゴミ箱に入れてファイルを消去していましたが、情報漏えいの観点からはこのファイルシュレッダーを利用します。
利用方法は簡単です

利用方法は、削除したファイルを『ドラッグアンドドロップ』で赤枠①の部分に入れます。
その後、赤枠②の『Shred File Now』を押すと削除処理が始まります。削除処理の時間はファイルの重さによって変わります。
また、重いファイルや、複数のファイルを入れると時間がかかる場合もありますが、たいていの場合は固まったわけではないのでじっと待ちましょう。
また、間違えてファイルを入れてしまったら、左上赤-の『Remove Selected』をクリックして解除します。
ハードディスクの空きスペースから旧データを消去する
以前も申し上げましたが、普通にゴミ箱にすててデータを削除した場合は、その目次が削除されているだけで、実際のデータは残っています。
ですので、そういった過去のデータも消したいものです。
そこで、『Shred Disk Free Space』の機能でデータを削除します。
データの削除が気になる方は、一度これを行っておくとよいでしょう。
この処理を行っても削除していないデータが消去されることはありません。

注意事項
・この作業はディスク容量にもよるが、かなりの時間(数時間)がかかります
・一度削除したらデータの復旧はまず不可能になります。
・この処理を行っても、削除していないデータは上書きされません。あくまでも、空きスペースの削除処理です。
データ完全消去のまとめ
以上のようにすれば、パソコンのハードディスクから、削除したいデータが完全に削除できます。

ですので、まとめとしては、
①毎日のデータの削除は、紙をシュレッダーにかけるように『ファイルシュレッダー』を利用する
②気になったときには空きディスクスペースの削除も行う。
(常に①を行っていれば、インストール後最初に行っておけば、以降は不要でしょう)
③一度削除したファイルは復元できないので十分に注意する
以上です
しかしながら、これでは完全ではありません。
パソコンには意図していないデータが勝手に保存されているからです。
それは、メールの情報やインターネットの情報です。
メールの情報は意図せずして『添付ファイル』が勝手に保存されます。メール自体や添付ファイルを削除しても、データは残っていますので、十分の注意が必要です。
また、インターネットもデータが残っていますので、十分ば注意が必要です。
これらについては、左上のメニューより確認してください。
インターネットブラウザ

インターネットを閲覧すると、その様々な情報がパソコンに保存されてしまいます。
インターネット一時(テンプラリ)ファイルなどと言われるもので、『画像データ』 『クッキー』など様々なデータが意図せずして皆さんのパソコンに保存されています。
これは別のページでご紹介する『メール情報』 『ハードディスクの情報』 ほど重要だとは思いませんが、プライバシーを非常に気にする方はこの対応も忘れてはいけません。
私も情報の削除のコンサルティングを受けることがありますが、そういった方は大抵こういったインターネットの一時ファイル情報などにも気を配っているようです。
こういった情報は一見何の価値もないように見えますが、これらの情報によって、貴方の行動は簡単に筒抜けになります。
どういったWEBサイトを閲覧しているかが一目瞭然になりますので、貴方の行動パターン、職業なども簡単に推測できますし、基本的にはよいことは一切ありません。
プライバシーにうるさいのであれば絶対に対応しておくべきでしょう。
なお、インターネットブラウザは、『Internet Explore』と『Firefox』がシェアの大半を占めているでしょうから、こちらのブラウザを例にとってご紹介いたします。
また、可能であればぜひとも『Firefox』のご利用をオススメします。機能やスピードもこちらのほうがよいですし、セキュリティ面や、プライバシーの面でもダントツで使いやすくなっております。
これを機会にFirefoxを考えてみてもよいのではないでしょうか。
インターネットエクスプローラーのプライバシー情報
インターネットエクスプローラー(通称IE)はこのブラウザに限ったことではありませんが、様々な情報をパソコンに取り込んできます。
その最大のものがインターネット一時ファイルと言われるものです。
ユーザーとしてはこれらのデータを消したいと考えます。
キャッシュデータを削除するには
上記のように、インターネットエクスプローラーの『ツール』>>>『インターネットオプション』を選択します。
すると下記のようなオプション画面が出ます。

次に赤枠の削除ボタンを押します。
なお、ブラウザ終了時に毎回プライバシー情報を削除するのであれば、『終了時に閲覧の履歴を削除』にチェックを入れておきます。

これを見て明らかなように、フォーム入力データや、パスワードなどもPC内に保存されています。
つまり、パソコンごと盗まれたり、ハッキングしてデータを盗むことも可能なのです。
これらのことから、できれば最初からデータを保存しないか、豆に削除するほうが安全です。
もちろん、毎回パスワードを入力する必要がありますが、盗まれるよりもましでしょう。
上記のように消したい情報にチェックを入れて情報を削除してください。
より高度なキャッシュ削除方法
より高度な削除方法としては、直接ファイルシュレッダーなどを利用して削除する方法です。
パソコンに上記のデータは勝手に保存されていますが、直接保存先のフォルダを開いて削除することも可能です。ファイルシュレッダーを利用すれば復元の心配もありません。
場所の判定ですが、

先ほどのオプション画面の『設定』ボタンをクリックしてください。
するとこんな画面が出てきます。

赤枠で囲った部分がデータの保存場所になります。こちらをエクスプローラから直接開いても結構ですし、その下の『オブジェクトの表示』 『ファイルの表示』などをクリック開いてもOKです。
なお、その中のファイルを個々に『ファイルシュッダー』などで削除すれば、完全な削除が可能です。
また、赤枠上部の『使用するディスク領域』は最小の8mにしておきます。
こうすれば、データが多くなるにつれて、古いものが消えてゆきます。
過去に私のお客様で、数年前のファイルが出てきて問題が発覚した方がいます。
オススメとしては、デスクトップに上記フォルダへのショートカットを作っておき、豆にファイルシュレッダーを利用して削除することです。
ただし、これらを行っても不十分ですので、できる限りファイヤーフォックスを利用しましょう。
ファイヤーフォックスのキャッシュ削除方法
インターネット一時ファイルはファイヤーフォックスでもやはり保存されています。
ただし、IEよりはかなりよいようです。
IE同様様々な設定や削除方法を見てゆきましょう。
ファイヤーフォックスの画面より、『ツール』 >>> 『オプション』 をクリックしてください。

下記のような画面が出てきます。

こちらの画面で保存するデータを指定してください。
上記の設定では、クッキーを保存する設定にしていますが、一切を保存しない設定もOKです。
慣れてしまえば何ら不都合はありません。
また、下記の設定もしておきましょう。

オフラインのタブをクリックして、ネットワークをクリック。
そのごオフラインデータの保存量を設定します。
私は『0』にしてみました。
以上の設定でOKでしょう。
Firefoxファイヤーフォックスのキャッシュ保存場所
ここで気になるのはファイヤーフォックス(Firefox)での、キャッシュデータの保存場所です。
IEでは簡単にその場所を見ることができましたが、ファイヤーフォックスではその場所の指定は無いようです。
そこで、手作業で確認する必要があります。
C:\Documents and Settings\ユーザー名\Application Data\Mozilla\Firefox\Profiles\任意.default
場所は上記のようになっています。
ただし、フォルダが隠しフォルダになっていますので、隠しフォルダを表示する設定にしておいてください。
隠しフォルダを表示する設定は、
何らかのフォルダを開き、『ツール』 >>> 『フォルダ オプション』をクリックして、

表示タブ より 『すべてのファイルとフォルダを表示する』にチェックを入れてOKです。
その後、上記のPCのアドレスでフォルダを探してください。
『ユーザー名』 ::: 貴方のPCのユーザー名です
『任意.default』 :::ランダムで決定されます
その後上記のフォルダを開いて、ファイルシュレッダーなどで不要なファイルを消去すれば、データの完全消去が完了いたします。
まとめ
以上のことから、パソコンには意図しない様々なデータが保存されています。
そのため

①必要に応じて、情報を削除する
②ファイヤーフォックスのほうがプライバシーを保護しやすい
③様々な情報が意図せずに保存されていることを知る
などと言ったところでしょう。
ファイヤーフォックスの『プライベートブラウジングモード』は非常に便利です。